2024年からの新しいNISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を同年に併用することが可能です。
NISA口座はおひとり様につき1口座のみとなり、つみたて投資枠と成長投資枠をそれぞれ別の金融機関で利用することはできません。
なお、年単位で金融機関を変更することは可能です。
2024年以降の新しいNISA制度においては、年間で投資できる上限額「年間非課税投資枠」と、NISA口座で保有する上場株式等の残高の上限額「非課税保有限度額(総枠)」があります。
■年間非課税投資枠
両者を併用することで、最大年間360万円までの投資が非課税の対象となります(非課税保有期間 無期限)。
■非課税保有限度額(総枠)
一人1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
「年間非課税投資枠」の範囲内であっても、「非課税保有限度額(総枠)」を超えて投資することはできません。
非課税保有限度額(総枠)は買付額で管理されるため、保有する上場株式等の値動きによる影響は受けません。
NISA口座で保有する上場株式等を売却した場合、その買付額分だけ非課税保有額が減少し、翌年以降、再利用が可能となります。
ただし、再利用する場合でも、年間非課税投資枠(年間最大360万円)を超えて投資することはできません。
(2023年までのNISAでの投資分は、新しいNISA制度の非課税保有限度額(総枠)とは別の制度として分けて管理されます。)